Tシャツ博物館第9回

【2020.07.08更新】

文・有島博志

今回は、ロブ・ゾンビ監督作品『HALLOWEEN 2』(2009年)と、ロックヴァイブ豊かなアパレルブランド、RUDIE’SとのコラボTだ。『HALLOWEEN』リメイク版の続編となった同映画の日本劇場公開にあたり、プロモーションの一環としてさまざまな施策が行われた。日本劇場公開の前夜には渋谷のロックバー、ロックのこころ(今年3月末日閉店)でイベントが催され、有島もDJのひとりとして2セット回した。
同映画の東京での劇場公開館は、かつて渋谷区桜丘にあったミニシアター、シアターN渋谷(2012年末閉館)だった。公開から数日間にわたり、日替わりで終演後にトークショーがあった。有島が映画関連のトークショーに有島が出るのはこのときが初めてだったけど、満員のお客さんのほとんどがロブ・ゾンビのファンだったこともあり話しやすく、楽しめたことを覚えてる。司会・進行役は現在ロサンゼルス在住の宮原亜矢氏だった。

『HALLOWEEN 2』とRUDIE’Sがコラボった背景は知らない。だけど、GrindHouseとのコラボシリーズを過去に2度やってる大好きなアパレルブランドと、言わずもがなフェイバリットなロブ・ゾンビ、及び彼の監督作品とのコラボはひとえに嬉しかった。今も夏になると着てる。ホラー映画のTシャツのデザインて大方エグいのが主流だけと、モノトーンでまとめたところにRUDIE’Sのセンスのよさを感じる。
なお、同映画の内容は『HALLOWEEN』リメイク版より描写がエグく、血の量も多い(笑)。