【2020.11.23更新】
ありしの日のPANTERA…
Text by Hiro Arishima
Photo by 梨子田まゆみ
2001年のOzzfestのメインステージのコヘッドラインアクトにはPANTERAが座った。GODSMACKの次で、トリのオジー・オズボーンの前だ。そして、約2ヵ月間かけて全米28都市を巡演し、大成功のうちに終了した。
それまでにもPANTERAは何度も観てきた。このときは初日の南部フロリダ州ウェストパームビーチ公演だったけど、このときほどバンドが“威風堂々”とした、と感じたことはなかった。風格、存在感、説得力、衝動性などのすべてが突出し、観る者に四の五の言わせない絶対的な凄みにひたすら圧倒されてた。
メジャー移籍後の5thで、最終オリジナルアルバムとなった『REINVENTING THE STEEL』(邦題『激鉄』/2000年)という背景もなにか影響してたのだろうか…。
余談だけど『激鉄』という邦題、当時の部下が考えたものだ。JPレコード会社の担当氏より依頼があり、PANTERA大大大好きなその部下に「どうだ、やってみるか?」と聞いたところ「やりたいっス!」との即答だった。彼が興奮して目は充血し、鼻の穴は広がってたことは言うまでもないだろう(笑)。
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