【2020.11.10更新】
ありしの日のSTATIC-X…
Text by Hiro Arishima
Photo by 梨子田まゆみ
ヘヴィロックとエレクトロを正面衝突させた、まったく独自のサウンド、“イーヴルディスコ”でいきなり『WISCONSIN DEATH TRIP』(1999年)を叩きつけてきたSTATIC-X。革新的かつ衝撃的で、めちゃくちゃカッコよかった。その破壊力はマジで凄まじかった。その音楽、存在、そしてライヴパフォーマンスに完全にヤラれ、日本はもちろん、本国アメリカ、イギリス、そしてベルギーとあちこち追っかけながらライヴを観て、取材した。間違いなく2000年代前半に自分がもっとも入れ込んだバンドのひとつだ。
彼らのライヴを初めて観たのは、2000年のOzzfestでだった。7月2日、US南部フロリダ州ウェストパームビーチのマーズ・ミュージック・アンフィシアターでのフェスツアー初日公演で。メインステージにはオジー・オズボーンをはじめ、PANTERA、P.O.D.、METHODS OF MAYHEMらが、2ndステージにはSOULFLY、DISTURBED、TAPROOT、KITTIEらが出演した。
STATIC-Xはメインステージに出た。
バンドがステージに上がる数時間前に、グループショットを撮らせてもらった。写真左からケン・ジェイ(ds)、トニー・カンポス(b, vo)、福田耕一(g)、ウェイン・スタティック(vo, g)だ。
続いてライヴ写真も。
これはオマケなのだけど、この年のOzzfestにSLIPKNOTの出演はなかった。だけどジョーイ・ジョーディソン(ds)が遊びにきてて、2ndステージのバックヤードで偶然出くわした。挨拶もそこそこに、「写真撮っていい?」と口を突いたら「いいよ!」ってパシャの1枚(笑)。MURDERDOLLSでメイク顔を見せる前のことだ。
なお、余談なのだけど、こちらがSTATIC-Xのマルーンジャケット。バックにウェインを強烈に印象づけるプリントがされてる。自分にはまさに一生ものだ…。
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