HIRO ARISHIMA/GRINDHOUSE@SPOTIFY

【2021.03.03更新】

Hiro Arishima/GrindHouse@Spotify

第8回 THE PRODIGY/KEITH FLINT追悼

3月4日はキース・フリントの命日だ。突然舞い込んできた悲報から早2年が経つ。キースには本当にたくさんの思い出がある。それをひとつずつ噛み締めながら感謝すると同時に、安らかに眠れの想いも込めて選曲した。

〈曲目解説〉
01.“Jericho”
記念すべき1stアルバム『EXPERIENCE』(1992年)のド頭を飾るチューン。発売当時、弊社のスタッフより進められたときの印象は「なんかチャラいな~」だった(笑)。ただ、あちこち這い回るようなビートは初めて聴いたものだったのでインパクトあった。

02.“Champions Of London”
7thアルバム『NO TOURISTS』(2018年)からの攻めっ攻めチューン。キースのヴォーカルが一部フィーチャーされてる。

03.“Their Law”
2ndアルバム『MUSIC FOR THE JILTED GENERATION』(1994年)収録曲で、彼らのキャリアにおいて初めてエッジーなギターを取り入れロックヴァイブ漂わす。代表曲中の代表曲。ライヴ時のセトリに必ず入る。

04.“World’s On Fire”
5thアルバム『INVADERS MUST DIE』(2009年)のキーチューン。まさに押っせ押せで、メインヴォーカルはマキシム。

05.“Smack My Bitch Up”
リアム・ハウレットに「究極のクロスオーバーアルバム!」と言わしめた、音楽的にも商業的にも3rdのモンスターアルバム『THE FAT OF THE LAND』(1997年)。頭を駆るこの曲のタイトルもスゴいし、そのタイトルを繰り返すリリックもスゴい。メインヴォーカルはマキシム。

06.“Firestarter”
同じく3rdからの1stシングル曲。日本ではこの曲とこの曲のMVで人気に火がついた。メインヴォーカルはキース。これまたライヴ時のセトリに必ず入る代表曲中の代表曲。

07.“Nasty”
6thアルバム『THE DAY IS MY ENEMY』(2015年)収録曲。キースが競作者のひとりで、ヴォーカルも一部とってる。

08.“Rat Poison”
UK盤シングル『POISON』B面と、US盤EP『VOODOO PEOPLE』B面に収録されたアルバム未発表曲。Spotifyでは『MORE MUSIC FOR THE JILTED GENERATION』で聴ける。叩きつけるようなビート感、曲中でガリガリ刻まれるギターがめちゃくちゃカッコいい!

09.“Spitfire”
THE PRODIGY名義の4thアルバム『ALWAYS OUTNUMBERED, NEVER OUTGUNNED』(2004年)ながらマキシムとキースの参加はごく一部で、事実上リアムのソロ作。THE PRODIGYの数多の持ち曲のなかでもっともヘヴィなチューン。ヴォーカルは女優でシンガーのジュリエット・ルイス。

10.“One Man Army”
アメコミの実写版映画のサントラ『SPAWN THE ALBUM』収録の、THE PRODIGYと、RAGE AGAINST THE MACHINEのトム・モレロによるコラボチューン。リアムとトムによる競作曲。太いグルーヴと、トリッキーなギターワークが強力!

11.“Invisible Sun”
6th収録の、THE PRODIGYのそれまでの音楽的キャリアになかったタイプの曲。荘厳な感じだ。

12.“Baby’s Got A Temper”
3rdと4thの間に発売されたシングルリリースのみのTHE PRODIGY風パンクロックチューン。ヴォーカルはキース。

13.“Diesel Power”
3rd収録のTHE PRODIGY流ヘヴィヒップホップチューン。重い、ひたすら重い。ヴォーカルはクール・キース。

14.“Fire(Sunrise Version)”
1st収録の、1968年のアーサー・ブラウンのヒット曲のインスパイアチューン。原曲の一部がサンプリングされてる。

15.“Voodoo People”
2nd収録の、初期の代表曲の1曲。ギターもフィーチャーされてるけど、フロアをカオス化すること必至なビートがスゴい!

16.“We Live Forever”
7thからのアッパーでファストチューン。攻めに攻めてる!

17.“Run With The Wolves”
5thからのアッパーチューン。キースのヴォーカルは聴いてすぐにわかる。

18.“Poison”
2nd収録の、初期ヒットチューン。シングルカットこそされてないけど、この曲で本国UKでの人気はさらに高まった。

19.“Breathe”
3rd発売前にリリースされた『FIRESTARTER』に続く先行2ndシングルの表題曲。まるでヌンチャクを振り回すような音使いが面白い。ヴォーカルはキース。

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