Tシャツ博物館 第12回

【2020.07.29更新】

文・有島博志

1st『TAKE THIS TO YOUR GRAVE』(2003年)発売から程なくして2004年6月に初来日したFALL OUT BOY。当時は作品の日本盤化はなく、購入は輸入盤のみ可能。もちろん、時代的に配信もなかった。そうしたなかだったにもかかわらず輸入盤CDが売れに売れ、来日もでき、各公演がソールドアウトになるという音楽に、アーティストに、そして音楽ファンに実に優しく、理想的な環境があった。

自分が初めてバンドに会ったのは、この初来日のとき。渋谷CLUB QUATTRO公演も観た。場内は早耳な熱心なファンで満杯で、大きく盛り上がってたのを覚えてる。でだ、取材だけど、ラジオ番組GrindHouse fmにパトリック・スタンプ(vo,g)とピート・ウェンツ(b,vo)にゲスト出演してもらった。当時、番組はInter FMでもやってた。番組収録後に「リスナープレゼントにでも使って!」と何点かマーチャンをいただいた。そのうちの1点が下記のTシャツだ。プリントされてる文言からキャリア初期に作製されたものであることがわかる。

実は2年前に再来日公演が行われる際、東京公演が日本武道館でだった。武道館はある意味“檜舞台”だ。それを記念し、来日前にムラサキスポーツ原宿明治通り店と新宿南口店の店内で期間限定で“プチFALL OUT BOY展覧会”を開催した。とても好評で、原宿明治通り店のストリートビジョンでMVが何度も流れた。ムラサキスポーツは音楽にとてもフレンドリーだ。下記画像は原宿明治通り店の展開だ。機会があったら、またこういう展覧会をやりたいな。

有限会社グラインドハウス Copyright (C) GrindHouse Ltd. All Rights Reserved.